少女漫画を語る小娘

どこにでもいるその辺の小娘が少女漫画を熱く語ります。

【読者はバカだがバカではない】

こんにちは、小娘です。

 

気づいたらこのブログも月一更新になってしまってました。。。あはは😺

 

最近の漫画って、

おバカさんでも読めるようにめちゃくちゃわかりやすい漫画が増えてるじゃないですか。

『読者を置いていかない漫画』

『きちんと説明してあげる漫画』

すごーく易しいなぁと思います、読者に対しては。

でもそういう漫画って、一回読んだらそこで終わりなことが多いんですよね。

 

つまり、

何度も読み返したいと思わない漫画

ってことです。

 

だって一回読んだだけで理解できるんだもん、何度も読まなくたっていいじゃないですか。気掛かりになるシーンもないし。

 

てかめちゃくちゃ易しい漫画って逆に読者のことバカにしてますよね。

「お前これくらい噛み砕いって言えば理解できるっしょ?」的な。

 

いやいやいやそうじゃないでしょ、と。

 

自分的に、なぜか何度も読み返してしまう漫画って、あまりベラベラ説明しない漫画だったりするんですよね。

例えば、

指示語が指すものを明確にしてなかったり、

どちらとも取れる意味の言葉を台詞として言っていたり。

連載が終わる時も、最後のストーリーを読み終わったあとに、

「この話って結局なんだったんだろう。。。」

と読者自身が自然と考えてしまうような漫画なんですよ。

そうして気になってまた読み返す。

そうすると意味がだんだんとわかってきて二度面白い。

二度面白いものは三度面白い。

それがその読者自身のバイブルとなるのです。

 

でもね、今の読者ってわかりやすいものを好んでいる傾向があるじゃないですか。

その読者ってまあバカっちゃあバカなんですけど、バカではないんですよね。

いわゆる、

「おもしろい」と思って読んでいても

印象に残るシーンが特に思い浮かばなかったり、

繰り返して読んでみようとは思わなかったり、

その子の人生にはあまり影響を与えてなかったり。

要するに、その程度の漫画だったのですよ。

 

世論をも動かすような、人一人の人生までも変えてしまうような影響や力みたいなのは特に残らず、本当にその場限りの漫画だったっていうことなんだと個人的には思っています。

例えて言うなら、インスタント漫画みたいな感じ。

 

わかりやすくしないと読めないバカだけど、

そんな易しい漫画に影響されるほどバカでもない。

みたいなね。

 

だからね〜説明しすぎる漫画もどうかと思うんですよね〜

レベルがどんどん下がっていってる気がします。

いっその事、

理解できないやつは置いてく、切り捨てる、一時的な数字は無視するとかした方がいいんじゃないかなあと思うんですよね。

少女漫画ってキュンキュンさせりゃあいいってもんじゃないから。

イケメンさえ描けりゃあいいってもんじゃないから。

そんな漫画に何の面白味もないし、ただ外面がいいだけで中身は何にもない骨抜き漫画も同然です。(今日はお口が辛いですね。すみません)

 

これからの漫画界のレベルに注目です。。。。。