少女漫画を語る小娘

どこにでもいるその辺の小娘が少女漫画を熱く語ります。

【幸せなストーリーは果たして面白いのか】

こんにちは。小娘です(^-^)

 

ふと思ったことをつらつらと書きます。

 

最近の少女漫画を読んでいて、ストーリー自体に深みがないなと思いました。

私が主にチェックしているのは10〜20代前半くらいの女性向けの漫画誌なのですが、

そのどれもが、結局はヒロインが幸せに思うシーンを多く描いているだけなんですよね。

 

例えば、

『元々イケメンな幼馴染がいてその幼馴染が実はずっと前からヒロインのことが好きだった』とか

『ヒーローの方からがんがんアプローチをかけてきて、それに戸惑うヒロイン』とか

『ヒロインは純朴だから恋愛とかそういうの全然わかんない』とか

 

いやヒロイン全然がんばってねぇじゃん。

 

っと思いました。

 

なんていうか、

たまたま積極的なヒーローから好かれたヒロイン

みたいな構図が多すぎるんですよね。

いや元来少女漫画ってそうなのかもしれないんですけど。

 

それでもヒロインって多少なりとも思い悩んだり、努力したり、つらくなったりするじゃないですか。

そのヒロインがヒロインならではの境遇だったり、年齢だったりでネガティブな気持ちになっているシーンがまるでないんですよね。

ギャグに走ったり、キャラに「まあこれでいっか、私たちは」的なことを言わせてみたりで結局その問題自体は何も解決してないんです。

つらい気持ちを、自分から向き合って解決しにいくシーンとかそれまでの過程はあまりきちんと描かれてはいなくて、ただ逃避しているようにしかみえないんです。高校生ってもっと悩んだりするもんじゃないの…??ましてやこんな世の中で生きている若者なんて…

 

そもそも論、幸せなシーンを永遠と描いている作者側が、あまり惨めな経験や恋愛経験をしてきてない説もあるのかなぁとか思ったりしました。

夢見る少女のまんま大人になっちゃった、みたいな。

なんだか、人間の世界の話を描いてるわりには、そのキャラ自体も人生経験が少ないように見えてしまいますねぇ。

 

今日はこの辺で。

また書きます^^